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OSアップグレード
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 古いパソコンでもメモリーを増設したりCPUを載せ替えたりするとスペックはかなり上がります。それでも、オペレーティングシステムによっては軽く動作したり、重たすぎたりします。
 マシンのスペックにあったOSを選ぶことによって意外に快適なPCライフが実現したりする物です。アップグレードと書きましたが、場合によってはダウングレードもありです。
 ここでは主なOSと用語を説明しましょう。
Linux(リナックス)
 1991年にフィンランドのヘルシンキ大学の大学院生だったLinus Torvalds氏によって開発された、UNIX互換のOSです。
 既存のOSのコードを流用せず、0から書き起こされ、開発当初はIntel社のx86系マイクロプロセッサを搭載したコンピュータでしか動かなかったのですが、多くのプログラマによって、Alpha、SPARC、PowerPCなどのプラットフォームに移植されました。
 Linuxは他のOSに比べ、低い性能のコンピュータでも軽快に動作します。また、ネットワーク機能やセキュリティにも優れており、非常に安定しているという特長を持っています。
 Linuxは通常、コマンドやインストーラ、ユーティリティなど、システムの構築・運用に必要なソフトウェア群とともに配布されます。カーネルとこれらのソフトウェアをまとめた配布パッケージをディストリビューション(distribution)といいます。
Windows95 Ram:32mb以上
 懐かしいです。1995年に行列を作ったMicrosoft社のOSです。
 APIをWin32にしてアプリケーションの動作を速くしながらも16ビットソフトもそのまま動作させることができて、プリエンプティブなマルチタスク処理、ネットワーク機能やマルチメディア機能、Plug and Play(PnP)も採用されました。1996年のOSR-2からはファイルシステムFat32も採用されました。特にexchangeを使ってFaxに差し込みができたりするのがお便利でした。
WindowsNT Ram:32mb 以上
 Microsoft社がワークサーバ用に設計したOSで、Windows 95と比べて安定性、セキュリティー、スケーラビリティーなどの面を重視した構成になっています。
 Windows 2000/XPのシステムはWindows NTをベースにして設計されています。
Windows98 Ram:32 以上
 OSとしては名作です。旧Windowsとの互換性は維持したまま、ネットワーク機能を中心に様々な改良が施され、WebブラウザがOSに統合されたほか、WDMを利用してUSBやIEEE 1394などにも対応しました。ACPIやAPMなどの進んだ省電力機能、ゲーム用APIのDirectX 5.0も標準搭載されました。サポートもありませんが普段使いにはノスタルジック感もあって粋な感じですよ。
WindowsMe
 2000年9月22日に発売された「9xカーネル」を基盤とする最後のOSです。
 OSの基幹部分であるカーネルはWindows 98の細かな改良にとどまる一方、「システム復元」ユーティリティが追加され、ネットワーク通信をになうTCP/IPスタックはWindows 2000と同じものが使われました。
 一方で純粋なMS-DOS環境での起動はできないので、トラブル発生時はいささかやっかいです。呼び名はミレニアム、エムイー、ミィーと様々です。
Windows2000(W2K) Ram:64mb

 もともとサーバ用OSです。「Active Directory」、「IntelliMirror」、「Microsoft Management Console」を採用し、16CPUまでのSMPマシンへの対応する一方、セキュリティに「Kerberos」を採用したり、公開鍵暗号を使ったX.509準拠の認証機能を搭載し、ICカードによるユーザ認証を可能にしたり、ファイルを暗号化する「EFS(Encrypting File System)」を採用するなどの強化が図られました。
 サポートは終わっていますが、少なくともSP4を使う限りまだしばらくは実用上の問題はありません。


 その他のWindows2000シリーズ
 SOHO
や小規模企業、大企業の部門別サーバ向けの「Windows 2000 Server(Windows NT 4.0 Serverの後継に当たる)、基幹サーバ向けの「Windows 2000 Advanced Server(Windows NT 4.0 Server, Enterprise Editionの後継に当たる)、ハイエンドの大規模サーバ向けの「Windows 2000 Datacenter Server」の4種類があります。

WindowsXP Ram:128mb以上

 200111月に発売したOSで一般家庭向けの「Windows XP Home Edition」とパワーユーザ向けの「Windows XP Professional」の2製品があります。
 Luna」と呼ばれるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)は好みにもよりますが、システムの復元機能なども搭載しました。
 Windows XP Home EditionWindows XP Professionalの違いは、ファイルのアクセス権管理機能とネットワークベースの管理機能の有無です。普段使いでは気にならないのですが、結構大きな機能です。

WindowsXP Home Edition
 Windows XP Home Editionは、XP Professionalのネットワーク関連の機能などが削られています。列記すればリモートデスクトップのサーバ機能、NTFSのファイルやフォルダ単位でのアクセス制御機能、暗号化ファイルシステム、Webサーバ機能などです。 Windows XPのパッケージには他に、Windows XP ProfessionalやWindows XP Media Center Edition、Windows XP Tablet PC Edition、Windows XP Starter Edition、Windows XP Embedded、Windows XP Professional x64 Editionなどの種類があります。
Windows XP Professional

 NTFSファイルシステムでファイルやフォルダ単位でのアクセス制御機能が利用でき、ファイルとフォルダを暗号化するEFSと併用することでビジネス上の重要なデータを安全に保存・管理することができます。グローバルサポートによりユーザインターフェース言語を変更でき、それに合わせてダイアログボックス、メニュー、ヘルプファイルなどを変更したりできます。
 ネットワーク関連では、
Webサーバ機能のInternet Information Servicesやリモートデスクトップのサーバ機能、NetWareクライアント機能などが組み込まれており、NTドメインで構築されたWindowsネットワークにログインすることもできます。

WindowsVista Ram:512mb 以上
 世界中では全8種類のエディションが用意され(日本国内では5種類が発売)、それぞれ32ビット版と64ビット版が準備されましたが、「Windows Aero」、「ウェルカムセンター」、「Windowsバックアップ」、「Windowsサイドバー」や「Windows Vistaガジェット」、ClearTypeに対応した新しい日本語フォント「メイリオ」、Windows DefenderやInternet Explorer 7の標準搭載がたたって最低のシステム要件が、800MHz以上のCPU、512MB以上のメインメモリ、20GBのハードディスクとなりました。
Windows7
 2009年後半あるいは2010年初頭にリリースされるOSで、メモリ使用量の多さや動作の重たさなどが改善されるはずだったのですが、画面に指で触れて操作するタッチスクリーンやOffice製品で採用されたリボンインターフェース、Internet Explorer 8や「Windows Live」やクラウドプラットフォーム「Windows Azure」との緊密な連携なども課題としたために本末転倒してしまうかもです。
 同社による「7」の名称はどう数えると7番目になるのか(どの製品をマイナーバージョンとみなしているのか)物議をかもしています。
 ウィンドウズ7は用途などに応じて、新興国向けの廉価版「Home Basic」、ネットブックなど向けの機能限定版「Starter」、一般家庭ユーザ向けの「Home Premium」、一般ビジネスユーザ向けの「Professional」、「全部入り」の最上位エディション「Ultimate」と、その大企業向けエディション「Enterprise」の6つです。
ダウングレード権(downgrade right)
 最新版のソフトウェアに添付された、古いバージョンのソフトウェアを導入・利用するためのライセンス(利用許諾)。Microsoft社が、売れないVistaに添付した、XPを利用するためのライセンスは知ってる人が多い。
 Vistaの発売後もWindows XPを利用したい顧客が大勢いたため、UltimateとBusinessのDSP版、OEM版にWindows XPとそのライセンスが同梱されました。
ハイブリッドハードディスク(Hybrid Hard Disk)
 フラッシュメモリとハードディスク(HDD)とを組み合わせた外部記憶装置です。Windows Vistaの新機能である「Windows ReadyDrive」技術により、起動の高速化とHDDの消費電力の低減を実現します。
 128〜256MB程度のフラッシュメモリですが、ハードディスクよりは読み込み速度、書き込み速度は高速です。これをHHDに内蔵して必要なときにのみディスクを回転させ、それ以外は回転を停止させることで、消費電力を抑えることができます。
マルチブート(multiboot)
 1台のコンピュータに2種類以上のOSをインストールします。OSが2種類の場合は「デュアルブート(dual boot)」とも呼びます。マルチブート環境を実現するには、「ブートローダ」と呼ばれる専用のソフトウェアが必要で、OSに付属しているものとしてはLinuxの「LILO」(Linux Loader)や、Windows NT系の「OS Loader(NTLDR)」などが有名です。また、マルチブート環境をより簡単に実現できるようにした市販のブートローダも存在します。
 ちなみに今使っているTitaniumMacにはTiger、DualMacにはLeopardを入れています。TitaniumMacにはvirtualPC6.0を使ってW2Kも入っています。とりあえずWindowsのファイルが扱えると言う意味では、それなりの価値があります。
 
 
PC-Touch